日本では今でも「公園デビュー」なんてあるのでしょうか?
私はアメリカに越してから息子が本格的に歩き出したので、日本の公園事情は分かりません。
私の住む地域の公園は、親切、フレンドリーな方が多い印象です。
(たまに中国系?のおじいちゃん、おばあちゃん、そのお孫さんの多い公園もあります。息子は他の子にも興味があり一緒に遊びたいのですが、この場合は残念ながらコミュニケーションが取れません…。)
雨もあまり降らなくなり、公園に行くことも増えたのですが、今日はとても嬉しいことがありました。
息子はいつも公園に行く際はおもちゃを沢山持参し、それで遊んだり、他の子と交換してもらったりして遊んでいます。
(⇩おもちゃを沢山持参するようになった経緯はこちら。)
遊具で遊ぶことの方が少ないです。
今日はお天気が良く、沢山の子供が公園にいました。子供の数だけおもちゃも増えます。
その日にもよりますが、今日は皆のおもちゃを皆で使って遊ぶ、という感じになっていました。
息子も自分のものを貸してあげたり、貸してもらったり、とても楽しそうでした。
そんな中でも息子が気に入って遊ばせていてもらったおもちゃがありました。緑色と橙色の車2台です。
11時も過ぎると、帰る方がちらほら出始めました。
息子に車を貸してくれた親子も帰る様子。
私がとっさに、「これあなたたちのですよね?」と聞くと、
「そうだけど、大丈夫。遊んでいていいよ。そうすればまた次会えるでしょう。」とお母さんが言ってくださりました。
(本当はもっと素敵な言い方をされたのですが、上手く表現できないのが残念です!)
私達はお礼を伝え、お言葉に甘えてその車でその後も遊ばせてもらい、自宅まで持って帰って来ました。
アメリカに来て、1番嬉しかった出来事です。
本当に感動しました。
この時息子に、車を返そう、と言っていたら絶対泣いたと思います。
きっとそれを配慮してくださったお母さんの気遣いが素晴らしいです。
そしてまた、それを直接言うのではなく、また会える理由になる、なんて言ってくださる点、素敵すぎます。また会いたい、と言っていただけたようで嬉しかったです。
顔見知りの親子でもないし、連絡先の交換などもしていません。
世間にはこんなことがさらりとできてしまう人がいるんだなぁ、と本当に感動しました。
私は毎回、帰り際には息子のおもちゃをきっちり回収して帰っていたので、こういう対応があるとは思ってもいませんでした。
このお母さんの真似をするのに、私には少し踏ん切りが必要ですが、こういう対応の選択もある、と目の当たりにして、今日はなんだかとても世界が広がりました。
これはお国柄、というよりも、このお母さんの人徳なのだと思います。
何度も言いますが、本当に感動しました。私もこの素敵お母さんに少しでも近づきたいです。
息子は午後もその車で遊ばせてもらいました。
今振り返り、本当にお言葉に甘えてよかったのかな、という思いもちらほら出始めていますが、再会を楽しみにこの車を持ち歩きます!